診療時間
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休診:木曜午後・土曜午後・日曜・祝日
▲:手術 ★:16:00~18:00
- 眼鏡処方とコンタクトレンズの受付時間は午前が12時まで午後が17時30分までとなっております。
- 初めてメガネやコンタクトレンズをお作りになる場合、診療終了時間の1時間前までにお越しください。
手術・治療
多焦点眼内レンズ
多焦点眼内レンズについて

白内障手術で用いられる眼内レンズは、保険診療においては単焦点レンズになります。手術後はピントが合う範囲が1箇所に限られるため、ピントが合わない距離では(例えば遠方にピントを合わせた場合は近方を見るときは)、眼鏡が必要になります。患者様の中には、なるべく眼鏡を使わないで遠くも近くも見たいと思う方もいらっしゃるでしょう。多焦点眼内レンズは、そのような患者様の要望を満たすべく登場した、近くと遠く、あるいは遠くと中間距離の2カ所にピントを合わせることのできる眼内レンズです。最近は、遠く・中間・近くの3カ所にピントを合わせる3焦点レンズも登場しました。当院では、特徴の異なる複数の多焦点眼内レンズを取り扱っており、希望される患者様には、ライフスタイルに合わせてレンズの選択をご提案させていただいています。
多焦点眼内レンズの選定療養について
2020年4月より、多焦点眼内レンズを用いた白内障手術は選定療養の適応となりました。これまでは白内障手術で多焦点眼内レンズを用いると、手術自体も健康保険適応外となり、全額自費または保険会社からの先進医療特約保険による給付となっていたのですが、選定療養の適応により、白内障手術自体は通常の単焦点眼内レンズと変わらず保険適応となり、多焦点眼内レンズを選択することで増える費用についてのみ、自費で追加費用をお支払いいただくことで手術を受けられるようになりました。ただし選定療養の対象となるレンズは、厚生労働省の認可がおりたものに限られます。(下記参照)また、追加費用の金額は使用するレンズによって異なりますので、詳しくはスタッフまたは医師にお尋ねください。
白内障があり日常生活に何らかの不自由を感じている方で、原則他に眼の病気を持っていない方が適応になります。緑内障や網膜疾患を持っている方は適応外になります。また、夜間運転をする人やデザインを職業とする人には不向きなレンズもありますので、医師にご相談ください。
当院で取り扱っている眼内レンズの種類

CLAREON PanOptix®(通称;パンオプティクス)
CLAREON PanOptix®(通称:パンオプティクス)は、三焦点回折型眼内レンズで、眼内レンズの中央に回折構造を持つことにより、眼の中に入ってくる光の配分を3か所に行うことで、瞳孔径によらず遠方と中間距離および近方視が得られるメリットがあります。
パンオプティクスは、2019年に国内で初めて厚生労働省による認可を受けた三焦点レンズで、2022年からはAlcon社最新の「クラレオン」素材に変更され、よりメリットの大きい多焦点眼内レンズへとアップデートされています。パンオプティクスは独自の製法によって遠方、中間(60cm)、近方(40cm)の3箇所に焦点を合わせることができます。近方と中間距離の差が20cmとかなり抑えられているため、中間〜近方にかけて「連続して良好な視力を得る」ことが可能になりました。
これはPC作業だけでなく、スマートフォンやタブレット端末を活用している現代の人々にとって、中間〜近方のスムーズなピント調整が可能になるため、現代のライフスタイルに合っているレンズといえます。つまり遠くを見ることに加え、コンピューター作業、スマートフォンの操作、料理を作る、本を読むなどの日常がより快適にできるように配慮されたレンズです。
*選定療養の対象となる眼内レンズです。

Tecnis Odyssey®(通称;オデッセイ)
Tecnis Odyssey®(通称:オデッセイ)は、アメリカJohnson & Johnson社の最新テクノロジーによって光学部が最適化された新たな連続焦点眼内レンズです。同社から発売されている前モデルTecnis Synergy®(通称:シナジー)の後継に位置付けられるレンズで、遠方から近方までよりなめらかに視界を移動でき、昼夜を問わず、よりはっきりと見えることが特徴です。前モデルシナジーの弱点を克服している点が大きな特長といえます。
オデッセイが前モデルシナジーに比べ大きく進化したのは、その表面設計です。画像のとおり、よりなめらかな形状となり、遠方から近方への視界の移動がよりスムーズになりました。その結果、どの距離でも自然に焦点を合わせやすい設計となっています。
*選定療養の対象となる眼内レンズです。

Vivinex Gemetric®(通称;ジェメトリック)
Vivinex Gemetric®、Vivinex Gemetric Plus®(通称:ジェメトリック)は、三焦点回折型眼内レンズで、眼内レンズの中央に回折構造を持つことにより、眼の中に入ってくる光の配分を3か所に行うことで、遠方と中間距離および近方視が得られるメリットがあります。
同製品はHOYA株式会社から2024年・2025年に発売された、日本企業発の多焦点眼内レンズです。遠方、中間(80cm)、近方(40cm)の3箇所に焦点を合わせることができます。構造上の特徴として、中心3.2mm径内に回折ゾーンがあり、外側には回折ゾーンがありません。これにより、遠方視力を維持しつつ中間距離と近距離の視力を確保し、不快な光視現象を低減するとされています。ベースは同社の長年実績のあるVivinex素材であり、長期にわたるレンズの安定性が期待できます。
*選定療養の対象となる眼内レンズです。

非回折型焦点深度拡張眼内レンズ(通称;EDOFレンズ)
非回折型焦点深度拡張眼内レンズ CLAREON Vivity® および TECNIS PureSee(通称:EDOFレンズ)は、自然な見え方を優先に設計されており、優れた遠方視と中間視および実用的近方視を提供します。通常、多焦点眼内レンズは遠くと近くを分けて焦点を合わせるために、光を複数の焦点に分配する「回折型」が主流です。一方、EDOFレンズは回折構造を用いず、連続的な焦点深度を持つ波面制御 X-WAVE™テクノロジー(Vivity)、OptiCurve™テクノロジー(PureSee)を採用しています。
これにより、自然に近いスムーズな見え方と、ハロー・グレア(夜間のにじみやまぶしさ)の軽減が期待できます。光エネルギーロスは単焦点眼内レンズと同程度のほぼ0%であり、質の高い見え方が得られます。「かすんだ見え方」といった多焦点眼内レンズ特有の術後症状も、単焦点眼内レンズと同程度まで抑えられています。EDOFレンズは「遠方〜中間距離」が得意とされています。
たとえば夜間に運転をすることが多い方で、夜間光視症(ハロー、グレア)が気になる場合には、運転中の良好な視界(遠方)が期待できます。また、パソコンやスマートフォン操作(中間)や会話相手の表情(中間)が裸眼で見えやすくなるというメリットがあります。ただし、細かい文字や読書などの至近距離については、メガネのサポートが必要になる場合もあります。
*選定療養の対象となる眼内レンズです。
多焦点眼内レンズを用いた白内障手術の費用について
2020年4月より、多焦点眼内レンズを用いた白内障手術は「先進医療」から「選定療養」へ移行しました。これにより、従来は自費扱いとなっていた手術にも医療保険が適用されるようになり、手術の自己負担分に加えて、多焦点眼内レンズにかかる費用をお支払いいただく形となりました。使用する眼内レンズの種類によって費用は異なりますので、詳しくはスタッフにお尋ねください。
テクニス オデッセイ VB オプティブルー Simplicity(モデル DRN00V) | 手術の自己負担分+240,000円 |
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テクニス オデッセイ トーリックⅡオプティブルー Simplicity(モデル DRT150,DRT225,DRT300,DRT375) | 手術の自己負担分+260,000円 |
テクニスピュアシー オプティブルー Simplicity(モデル DEN00V) | 手術の自己負担分+240,000円 |
テクニスピュアシー トーリックⅡオプティブルー Simplicity(モデル DET150,DET225,DET300,DET375) | 手術の自己負担分+260,000円 |
アルコン CLAREON PanOptix トリフォーカル (モデル CNWTT0) | 手術の自己負担分+260,000円 |
アルコン CLAREON PanOptix トーリックトリフォーカル (モデル CNWTT2,CNWTT3,CNWTT4,CNWTT5,CNWTT6) | 手術の自己負担分+280,000円 |
アルコン CLAREON Vivity シングルピース (モデル CNAET0) | 手術の自己負担分+260,000円 |
アルコン CLAREON Vivity トーリック (モデル CNLET2,CNLET3,CNLET4,CNLET5,CNLET6) | 手術の自己負担分+280,000円 |
HOYA Vivinex ジェメトリック (モデル XY1-G) | 手術の自己負担分+200,000円 |
HOYA Vivinex ジェメトリック トーリック (モデル XY1-GT2,XY1-GT3,XY1-GT4,XY1-GT5,XY1-GT6) | 手術の自己負担分+230,000円 |
HOYA Vivinex ジェメトリックプラス (モデル XY1-GP) | 手術の自己負担分+200,000円 |
HOYA Vivinex ジェメトリックプラス トーリック (モデル XY1-GPT2,XY1-GPT3,XY1-GPT4,XY1-GPT5,XY1-GPT6) | 手術の自己負担分+230,000円 |

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